先日、
カワイクなくちゃいけないリユウ&
シアワセでなくちゃいけないリユウ、2本立てで観劇してきました〜(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
今回は4人の役者さんによる会話劇。
ニール・ラビュートという作家さんによる外国の話だ。
グレッグ×ステッフ ケント×カーリー という2組のカップルのラブコメディ。
配役
グレッグ→村井良大
ケント→植原卓也
カーリー→吉川友
ステッフ→村川絵梨
まずはびっくりしたのは、舞台と席の配置。
舞台を囲むように客席があって、四方から楽しめるようになっている。
大阪では松下IMPホールという小さめのホールで開催されたのだが、今回は舞台上にコの字型に椅子が置かれてた。
私は舞台上ではなく普通の席だったんだけど、結構近めで良い席だった。
まずは前編。
カワイクなくちゃいけないリユウ
開演を待っていると、目の前の通路をすっと、本当にさりげなく村井くんが通って一番前の席に座った。
すごい透明感があって美しい横顔だったよ!!!
注意深く見ていると、同じように村川さんや植原くんや吉川さんもそれぞれ違う面の最前列の椅子に座った。
会場が暗くなり、次に四方に座っている4人の役者さんたちにスポットライトが当たる。
4人は立ち上がってステージ上に歩いていく。
プロローグが終わり、物語はステフがグレッグにブチ切れて物を投げつけながら怒鳴り散らしているところから始まる。
自分の容姿にコンプレックスを抱いているステフは、グレッグが裏で自分の見た目を「並」だと言われ大激怒したということらしい。
グレッグは友達のケントと話してて流れでそう言った的な事を言ってたが、大暴れするステッフは全然聞いてくれない。
外国ものだからなのか…全く共感ができないんだけど…。
引く程大暴れする村川さんに女優ってすごいなと思ったのだった。
ってかグレッグかわいそうだからその辺で許してあげてよ…´д` ;
日本人からしてみれば、普通の見た目は悪口でもなんでもないし、人前で彼女の自慢話をする方が好ましく思われなかったりだしね…。
あんまりエキセントリックな女性は私も苦手…。
ステッフにグレッグのことを言いつけたのは、カーリーだった。
カーリーとグレッグは険悪に。
ステッフはヒステリーを起こしたままグレッグの元を飛び出し、別の男性と付き合い始める。
一方美人ちゃんのカーリーと付き合ってるケントは浮気症なクソ野郎。
カーリーがケントの子供を身籠るのを知りつつ、別の女性とも付き合っていた。
同情から友情が芽生えるグレッグとカーリー。
クソ過ぎるケントとグレッグは殴り合いのケンカに。
結局最後は、ケントの浮気はカーリーにバレ、二人は破局。
カーリーはシングルマザーに。
グレッグとステッフはお互い未練がありありなのがみえみえなのに、意地を張ったりタイミングがずれたり意図を汲めなかったりで結局別れる。
ステッフはそのまま別の男と結婚。
で、物語は終了。
ってか、これで終わりでいいのかよ!?
会話劇ということで、セリフの量は半端ない。
掛け合いもすごいと思った。
グレッグが作る「変な間」。
言いたいことがあるのに言えなくて、意を決して言うぞって息を吸ったところで、苛立つ女性陣が先回り先回りして色んな言葉をかぶせてくる。
その言葉に更に動揺して余計訳わかんなくなるグレッグ。
あぁもう、グレッグ頑張れよ!!
ばしっと言ってやれ!!!
って応援したくなる。
どうすればいいんだ
勘弁してくれ
泣きそうな顔にやられました(^_^;)
空気が読めないというか、ステフの求める答えを言えなくて、ボロクソに言われかわいそう。
結局女性が怒るとどうにもならないというかね・・・。
グレッグは空気が読めないバカってことになってるけど、日本人だとそういう人すごく多いんじゃないかな〜とか思った。
それにしても「ブス」呼ばわりされたステッフ役の村川さん。
ある意味配役ミスなんじゃないかと思うくらい美しいんですよ。
醒め夢舞台の時も透明感があって美しい人だなぁと思ったけど、ものすごく細くてでも芯の強い感じ。
台詞は四人が同じくらいの比率であるのかな〜と思っていたんだけど、明らかにグレッグが主人公な話だった。
多分半分以上はグレッグが話してたんじゃないかな?
グレッグ×ステフ
グレッグ×ケント
グレッグ×カーリー
カーリー×ケント
は多かったけど、
ステフ×カーリー
ステフ×ケント
の組み合わせの絡みはほぼなかった気がする。
村井くん、明らかに台詞間違えちゃったよねって感じの場所があったけど、
でも言い争ってる時とか感情が高ぶってる時って、マトモに話せないよね。
言葉もカミカミだったり吃ったり変なアクセントになったりするから、ある意味リアルな感じだったと思う。
そして夕方公演は後編の
シワアセでなくちゃいけないリユウ
カワイクと違い、客席の最前列端っこの席は4つとも空いたまま。
空席がスポットライトで照らされ、そして暗転。
やっぱりステッフがグレッグにブチ切れて怒鳴り散らすところから物語は始まる。
3年後、グレッグはカーリーと付き合い始めていた。
ステッフはどこからかそれを嗅ぎ付け、グレッグを怒鳴りつけにやって来たのだった。
ケントはカーリーと別れ浮気相手だったクリスタルと同棲中だが、カーリーにもまだ未練たらたら。
結婚したくせに、グレッグに未練たらたらなステッフ。
ステッフは、グレッグにヨリを戻したいと訴える。
ステッフとは嫌いで別れたわけではないし、カーリーとの事もあるし、さぁどうする!?
グレッグが悩んでいるうちに、ステッフは夫と離婚をし、カーリーは身籠ってしまった。
ケントは今回は酒に溺れ終始訳わかんない感じで終了した。
最後グレッグはステッフとカーリーの二人を呼び出し、3人でNYに行こう!
とか言い出す。
カーリーは潔くグレッグの元を去った。
ステッフは「うーんどうしようかな」みたいな微妙な感じ。
グレッグも「気が向いたら来てよ」的な感じで去っていく。
が、最後意を決してステッフのいる部屋に戻ってドアを開く。
そこで物語終了。
この後どうなったんだ!?
といろいろ想像が尽きない終わり方となった。
こういうすっきりしないの、いやね〜。
ってか、ステッフの旦那さんかわいそう過ぎる(T_T)
身勝手な女だなぁ。
カーリーもかわいそう。
グレッグとカーリーを応援してあげればよかったのに。
とにかく沢山しゃべる舞台。
いろんな感情に触れる作品。
観客も5番目の友達的な目でいろいろ頭の中でツッコミを入れながら観れるので、面白いけどそこそこ体力使います(´□`;)
シアワセの方が3年後ということだけあって、少しソフトになったかな・・・。
アフタートーク
今回、カワイク&シアワセを同時公演するのは世界初だったそう。
同じシリーズだから、同じようなシチュエーションで同じような言い争いが起こったりするんだけど、どっちがどっちだったか混乱するそう。
もし3年後更に続編があったら…一つ一つの作品のクオリティは保証できないそうですw
そりゃそうよね〜。
3作品連続公演とかなったら、村井くんは一作品2万文字ずつとして、6万文字ですか…?
想像もつかないね(^^;;
どうすればこの4人は幸せになれると思いますか?
の質問には
グレッグ→やっぱりステッフと結婚?
ケント→とりあえずケントはマイナスからのスタートなので、ゼロ地点に立つところから・・・
カーリー→父親になってくれる男性と結婚する・・・って、男性の選択肢って2人しかいないの!?
ステッフ→グレッグと結婚・・・?いや、でもグレッグはダメだよーーー。ほんと、2人しかいないの!!?
その後、客席にグレッグとケントどっちがいいか?と聞かれましたが、微妙な感じでした。
私はグレッグ派ですw
ハッキリものを言えないところとか、優柔不断で訳わかんないところとか、空気読めなくて嫁の地雷踏むとか、うちのダーリンそっくりですやんwww
本日の収穫品〜☆
購入したパンフレットと特典でもらったブロマイド写真♪
カワイク&シアワセ両方とも同じ写真をもらうとは思わなかったけど・・・
一枚こんな感じでも良かったなぁ〜(パンフレットより)。