珍しくダーリンのマラソン大会にくっついて行くことにした。
ダーリンが
「たまには奥さんも着いてきても良いんじゃないか?」
とやたら遠回しな誘われ方をしたからだ。
今回走るのは、白山〜白川郷だという。
私「どこ?それ」
ダ「富山・・・?ん?岐阜・・・?んん?
石川・・・・・・あ、いや・・・岐阜だ!
岐阜の端っこの方」
私「・・・・・・」
ダ「世界遺産の合掌造りの集落があるぜ」
私「行く!!!」
今回の大会は、
白山白川郷100kmウルトラマラソンだ。
スタート時間 4:00
ゴール推定時間 15:30〜16:00
ってことは・・・
その間は私はゆっくり起床して、白川郷を観光して、
15:00〜16:00くらいの間ゴール付近でうろうろしてダーリンのゴールを見届けるという感じ?
今までの大会の傾向を見ていると、ゴールしてすぐに会場を出られるって訳でもない。
疲れ切って動けなかったり、マッサージをしてもらったり、荷物を受け取ったり手続きしたりいろいろあって2時間くらいかかる。
観光地は16:00〜17:00くらいには大体すべて営業が終わってしまうことが多いから、先にホテルに帰ってゆったりする・・・そんなイメージだろうか・・・。
私は何となく考えていた。
100kmマラソン、4:00スタートということは3:00くらいには会場入りして受付しとかないと。
少なくとも2:00くらいには起きて支度を始める計算になる。
私「あの・・・私、一緒には起きられないぜ〜?」
ダ「奥さんはゆっくり寝てればいいじゃないか。勝手に出かけるから大丈夫だよ」
私「そうじゃなくて、100kmも走るのに前日私が一緒じゃゆっくり眠れないんじゃないかと心配してるんだけど」
ダ「俺はどこでも寝れるから大丈夫です!!」
私「・・・そう・・・」
何て言うか、私がついていく意味、あるのかなぁ・・・?
そんな思いを抱えつつ、前日の朝大阪を出発!
大阪からサンダーバードに乗り北陸へ。
乗り換えをして・・・
ダ「井の頭線だ♪o(゚▽゚o)
こんな所で再会できるなんて、感無量だぜ・・・」
ええと、昔の井の頭線の車両だそうです。
電車に揺られ約30分。
そしてバスに揺られ数十分。
スタート地点である、白嶺小中学校に到着。
私「え?宿に向かうんじゃないの・・・?」
ダ「明日のレースの注意事項などの説明会があるから聞かなくちゃいけないんだ」
説明会場は、炎天下の中のまさかの校庭・・・(´□`;)
体育館じゃダメだったんでしょうか・・・・・・。
校庭には出店が沢山出て美味しそうな匂いを醸し出していました。
そして壇上には24時間マラソンのトレーナーとしておなじみの坂本トレーナーのトークショーが行われていました。
私「あの・・・説明会だったのでは・・・?」
ダ「もうちょっとしたら、第二回目の説明やるから・・・」
私「ってか、私が説明聞く意味あんの?先に宿に行きたい><」
ダ「だって宿行きのバス、説明会の後に迎えに来るんだもん」
私「あぁもう、暑くて倒れそうだよ><」
2回目の説明が一時間後だったので、熱中症になりそうだった私はわがままを言ってカフェへ一時避難。
おしゃれで癒される空間でした。
コーヒーも美味しかった♪
気分転換したところで、2回目の説明を聞き、送迎バスを待ち、宿へ向かう。
ガイド「あれ?お一人様のご予約で承ってますが!」
二人「えええ!!?」
ダ「え・・・でも、ツインの部屋を予約したんですが・・・」
ガ「そうですね・・・ツインルームを一人で使うことになってますね!」
(↑・・・・・・(-_-;))
ダ「・・・何とかなりますかね・・・」
ガ「とりあえずバスに乗ってください」
衝撃の事実を知らされ、バスに乗り込む。
果たしていくらかかるのか・・・。
動揺が隠せない私。
私「宿までどのくらいかかるの?」
ダ「一時間くらいかな・・・」
私「遠っ!」
ダ「マラソン大会のために一気に人が集まるんだから、近くのホテルからすぐ埋まっちゃってなかなか予約できないってもんなんだよ。
ツインルームもなかなかなくて(大体シングル2名の相部屋として利用されるから)、大変だったんだ」
私「ってか、どこに泊まるの・・・?」
(↑事前に訊いとけよ)
ダ「松任って場所」
(↑事前に言っとけよ)
私「・・・・・・えーと・・・あのさぁ」
ダ「ん?どした?」
私「これさ、私白川郷行けないパターン?」
ダ「んー、そうだな」
てっきり白川郷付近のホテルに泊まることを推測していた私。
松任駅は、白川郷から車で2時間くらい離れた場所。
ダ「さっきのスタート地点の学校が白山の手前だからねぇ。
白山超えて50km先が白川郷だからなぁ。
電車もないし、明日は交通規制かかるから車も通れないしな」
私「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」
ダ「金沢が近いんじゃないか?もしかして」
私「・・・電車で3駅、12分だって・・・」
ダ「
金沢行って来ればいいじゃん」
私「そうだね」
大阪を出て9時間。
ようやく宿に到着。
普通のビジネスホテルでしたが、料理は家庭的でとてもおいしかったです。
ってか、本当に一緒に来た意味がわかりません。
(つづく)