あの地震から2週間以上が経過しました。
被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
そして、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
あの時、まさかこんなにも大きな被害になるとは予想もしておらず、
テレビの前で繰り返される惨状を見て、何もできない無力な自分にただ落ち込む毎日でした。
私が住んでいる場所は幸いにも何も被害がなく、周りの知人も無事でした。
物資もあるし、普通に生活ができています。
募金はできる限り協力します。
節電にも協力します。
買いダメだってしてません。
でも、何だか落ち込んでしまってました。
「被災者の方々があんなに辛い思いをしているのに、私たちはこんなに恵まれた環境にいて・・・」
罪悪感を感じたり
「被災者の苦しみに比べれば、私なんてなんの被害もないくせに、落ち込むのなんて傲慢なのではないか?」
と感じたり・・・
暗い気持ちで静かに生活をしていました。
2週間経って、私が勤める店はまったく売れなくなりました。
命にかかわる一大事が起こった時、ファッションはまったく意味を持たないなぁと感じます。
まずは、食料。
下着や防寒具は必要かもしれないけれど、格好良く見せるためだけの洋服なんて買いたいと思わないでしょう。
私も同じ気持ちでした。
でも、会社は「売れなくて良いから、営業してください」との指示。
そんなある日、被災地である仙台や岩手のお客様から電話がかかってきたのです。
「そちらは大丈夫ですか?
あぁ、店が営業してくれてて良かった・・・」
お世話になったお客様たちが無事でよかったというほっとした思いと
店を開けていることがお客様たちの少しでも心の支えになっているならば
営業していて本当に良かったなぁと思いました。
考えてみれば、いざという時に無駄と言えるものが溢れている世の中って、本当に平和で幸せな光景ですよね。
私が読んでいる新聞に素晴らしいことが書かれていましたので、要約して紹介します。
ファッションとは、人生におけるデザートみたいなもので、ない人生は寂しい。
ファッションやデザインは、夢や希望だ。
生活者を元気にして、幸せな気持ちを作りだすことができる。
私たちの店も、一見無駄な店かもしれないけれど、
開けていることが平和や幸せの象徴だったりする。
早く、元の日常を取り戻すこと。
落ち込んでいた私と同じように、暗い気持ちで生活している人はきっと多い。
支援者が元気でないと、被災者の方を支援することはできない。
私たちの店も、少しずつではありますが、営業時間の短縮が徐々に元に戻りつつあります。
早く、以前の状態に戻し、明るくて元気な日本になって行きますように・・・。
上のポスターは、
復興支援ポスターさんから拝借しました。
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