先日、DHCのフェーシャルドッグを受けてきた私。
結構悪いところが多かったが、でも良かった部分もある。
特に、しみが少ないと診断されたのはとても嬉しかった。
私が一番最初に肌診断を受けたのは、20歳くらいの時だった。
新宿をふらっと歩いていた時に、キャッチのお姉さんに声をかけられた。
「怪しいものじゃないんですけどぉ〜・・・
ちょっと、どこのメーカーのファンデーション使ってるかをお聞きしてるんですけどぉ〜・・・
教えてもらってもよろしいですかぁ?」
あ、
こいつキャッチだな、うざい・・・
とは思ったが・・・
「良かったら、すぐそばにウチの事務所があって肌診断してるんですよぉ〜・・・
無料なんで、安心してくださいね☆
3分くらいで終わりますからいかがですかぁ?
今の化粧品が自分に合ってるかどうかもわかりますし、私も研修生なのでいろいろ勉強させてもらいたいんですよぉ〜」
当時の私は
『詐欺師の手口と騙される人々の心理』を研究していたので、のこのことついていくことにしたのだった。
歩くこと4〜5分、そこの事務所は怪しい雑居ビルの中にあった。
そこは仕切りだらけの広い事務所で、まずはカルテみたいのを書かされた。
とりあえず、後から連絡が来ても鬱陶しいのでうちの近所の交番の電話番号と住所を書いてみた(笑)。
しばらくすると、キャッチのお姉さんが「先生」なる年配の女性を連れてきた。
厚化粧ではあったが、姿勢もよく着ているものもキレイだったので、割と美人に見えた。
「先生」は、私が書いたカルテを見て悩みをいろいろと聞きだすフリをしながらダメ出しをしてくる。
「ニキビ跡が・・・そうね、ファンデーションでもカバーできないくらい沢山ありますね。
生活も不規則なようですし、ケアしてるのかもしれませんけど、その化粧品を使っていて3ヶ月以上経ってるのに改善されてませんから、その化粧品では効果がないということなんですよ。」
当時の私は本当にニキビだらけで、DHCの化粧品を使って改善を少ししていたのだけど、モンデローニクラブというエステに通ってそこの化粧品を使っていたら悪化してしまったので、また元のDHCに戻して徐々に回復中・・・みたいな時期であった。
「ニキビ跡って言うのは、消えることはありません。
今はまだ良いですけど、齢を取るごとに色素沈着を起こし、シミとなって表れるのです。
このまま行くと、
将来はシミだらけになってしまいますよ!!!」
ちなみに、詐欺やキャッチでは大体同じ手法が用いられる。
まずは、反論しにくい空気を作ることである。
この場合は、敵陣に一人でしかも密室に近い状態。
余計なことを言ったら怖い兄さんたちが出てきたりしたらどうしよう・・・?
などと考えます。
次に、今の現状がいかにダメかと叩き込むことによって、自分ところの商品がどれだけ為になるかを効果的に話すことができる。
まぁ、
自分のところの化粧品を販売したいんだろうな・・・と安易に想像がつきます。
「じゃぁ、一体どうしたらそのシミだらけになるのを防げるんですか?」
あまりにも前置きが長かったので聞いてみた。
すると、更に勿体ぶる。
「ウチは、化粧品は一切取り扱ってないの。
何だと思う?」
結局は、勿体つけて、サプリメントの会社だったのだが・・・。
その後も説明がうだうだと長くて、ものすごくイヤになってきた。
3分で肌診断してくれるって言ったのに、結局ここまでで30分以上経過している。
さすがに暇な私でも、面倒になってきた。
詐欺の手口はわかった気がするしぃ〜・・・。
「ちょっと、あなたね・・・そういう態度は良くないわよ?
人が説明しているんだから、ちゃんと聞きなさい。
そういう態度は失礼ですよ。失礼な人間が美しくなれるはずがないでしょう!?」
「3分しか拘束しないって言ったくせに、30分以上経ってるんですよ?
明らかに嘘つかれてますよね?
診断してくれる気がないなら、帰してほしいんですけど」
「先生」は明らかに怒っているのを押し隠していた。
美人で上品そうに振舞っている女が引きつりながら笑っている姿は、醜悪そのものであった。
で、ついに
肌診断器登場!!
機械の中に顔を突っ込むとネガフィルムみたいな画面の中に自分の顔が映っている。
白黒なのだが、ネガフィルムみたいに白黒反転しているので非常に気持ちが悪い。
で、顔のいたるところにへんなシミが映っている。
「それが、あなたの肌の奥に隠れているメラニン色素よ。
将来それが全部表面に出てシミだらけになるの」
肌診断結果 40歳レベル
正直、それを見て恐怖心を覚えました。
でも、この人が言うサプリを買ったところで改善するとはとても思えなかったので断りました。
「例えば、飲んで副作用が出ても保障ってしてもらえないですし、食品ですから、開封後のクーリングオフもできないはずですから、試供品がないのはあまりにもリスクが高いですよね」
「副作用はないわよ、薬じゃないんだから」
「でも、私に合うとは言い切れないと思うし、試しにそんなに高額な金を投資できるほど私には自由なお金はありませんね」
「先生」は引きつった顔でこう言い放ち、私を解放してくれました。
「そう、じゃぁ裕福になったらまたいらっしゃい!」
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昔、こんな経験をしたため、自分にはシミの塊が眠っている!!!と必死になってシミ対策ケアをしました。
その結果、シミの元が確実に少なくなっている。
もう少し、ちゃんとケアすれば実年齢よりも若くなる日が来るかもしれない。
定期的にDHCの肌診断には通って行きたいなぁと思ったのでした。
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ちなみに、後で分かったのですが、消費者を不安に陥れた後に自分の商品をすすめるようなやり方は、軽犯罪になる可能性があるらしいのです。
近くの消費者センターまでまずご連絡を。
それと、サプリメントをまるで薬のように「効果がある」と言い切ることは薬事法で禁止されています。
皆様も注意してくださいね☆