JUGEMテーマ:お城
先日、石垣山一夜城址に行って参りました〜(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
石垣山の一夜城とは、豊臣秀吉が小田原征伐の時に作った一夜城のことです。
小田原城を360度包囲されて、気が滅入っている北条軍。
そこに突如としてすっごい立派なお城が僅か3kmほどしか離れていない場所にどどーんとあらわれたのです。
いつの間にこんな立派なでかい城ができたのか・・・!!?
この城の存在によって北条家軍はやる気を失い、降伏へとつながったと言われています。
そんな一夜城址が今もなお残っていて、軽いハイキングコースとして紹介されていました。
てなわけで、M先輩とKちゃんと3人で行ってみることにしました。
箱根登山鉄道の入生田駅からスタート!
駅近くの歩道橋を渡り、太閤橋へ。
「え?太閤橋って今タクシー通ってるとこ?」
「すっごい普通っぽいけど、太閤なの?」
とか話してたのですが、たいこうはしでした。
石垣山の方へずっとこんな感じの道を登って行きます。
ずっと舗装されていて、車も通っていたしハイキングというよりは・・・坂道でした。
ガードレールの下は、川が流れているかと思いきや、
石を運ぶ道がずっとありました。
石曳道というらしいです。
どうやらこの辺りは良質で大きな石がたくさん取れたようです。
ようやく山道に繋がりそうな階段に。
でもやっぱり舗装されてました。すごい。
戦国時代に切り出されたと思われる巨石↓
矢穴の跡とか刻紋とか刻まれていました。
石丁場を過ぎると、山頂付近にいることが分かります。
良い眺めです^^
そして、いよいよ一夜城の入り口発見!!
山の斜面に石垣を積んだあと。
急ごしらえとのことですが、さすがに1日では作っていなくて80日かかったそうです。
80日といってもさ、3か月もかかっていない短期間にこれだけの規模に石垣組んで城を築くなんてすごい事よね。
野面積みで約6mの高さの石垣が約67m続いています。
北条家の小田原城は総構えのすっごいお城ではあったんですが、石垣は採用されていなかったらしいんですよね。
だからより一層、北条家は総石垣の城を見て驚愕したらしいんです。
しかも、本丸跡とか櫓跡とか天守跡とか残っておりまして、ものすごいきちんとした城だったことがわかります。
けれど、さすがに急ごしらえなので壁は大きな白い紙でごまかしたらしいですよ!
まぁ、遠目で見たらわからないし!!
小田原をびっくりさせて戦意喪失させるのが目的だからって、すごい発想です(@_@;)
そしてこちらが天守跡↓
天守からの眺め。
きっと、かつてもこんなふうに沢山の木々が生い茂っていたと思うんです。
だから小田原から見えなかったんですね。
それをある日、木を全部切ってしまうと・・・
突如城が現れたかのように見える仕組みとなっています。
展望台のある場所に移動してみると、小田原の街が一望できます。
ちょっとわかりにくいですが、小田原城、わかります?
更に拡大してみます。
当時は高い建物も他になかったでしょうし、小田原城丸見えですよね。
小田原からしたら、すっごい嫌な感じですよね。
よくもまぁ、こんな嫌がらせ思いつくよね・・・。
裏手には箱根の山々が望めました。
多少崩れていても、400年以上たって尚きちんと石垣残ってるんだからすごいよなぁ・・・。
一夜城、この場所に作った意味が何となくわかりました。